宝石性格診断の計算のしかた
宝石性格診断が、答えから結果をどう出しているかを、そのまま書いておきます。計算はすべて決まった式なので、同じ答えなら、いつ何度やっても同じ結果と同じ宝石になります。
この診断で分かること
宝石性格診断は、90問の答えから、あなたの性格を5つの大きな物差しと、30の細かい面まで測ります。そこから32の宝石(基本タイプ)と8つの輝き(いちばん光る才能)を組み合わせた256通りの結果と、あなただけの宝石を出します。
この診断のいちばんの特長は、細かさです。「外向的かどうか」で終わらず、同じ外向的な人の中でも、よく笑うのか、てきぱき動くのか、意見をはっきり言うのかまで、30の面の点で見分けます。
土台は「ビッグファイブ」
ビッグファイブは、人の性格を5つの大きな物差しで表す考え方です。世界中の心理学の研究で長く使われてきた、もっとも広く知られた性格の枠組みの一つです。
- 外向性:一人の時間で力をためる ⇔ 人と関わるほど元気が出る
- 協調性:自分の考えをはっきり通す ⇔ 人の気持ちを大事にして合わせる
- 誠実性:その場に合わせて、身軽に動く ⇔ 計画を立てて、きちんとやりとげる
- 情緒の安定性:心が細やかに動く、感じやすい ⇔ 何があっても落ち着いていられる
- 開放性:慣れたものや目の前の現実を大切にする ⇔ 新しいことや考えることが好き
どの物差しも、高いほうが良いわけではありません。高い側にも低い側にも、それぞれの良さがあります。
情緒の安定性は、研究では気持ちのゆれやすさの側から名前をつけることが多い物差しです。この診断では、ほかの物差しとそろえて、点が高いほど落ち着いている向きにしています。
30の細かい面
5つの物差しは、それぞれ6つの細かい面に分かれます(あわせて30)。物差しの点が同じ人でも、どの面が高いかで中身はずいぶんちがいます。30の面まで見ると、物差しの点だけでは見えない、その人らしさが見えてきます。
- 外向性:温かさ・人好き・主張・活動量・刺激を求める・明るさ
- 協調性:信頼・正直さ・思いやり・協力・謙虚さ・共感
- 誠実性:自信・整理・責任感・向上心・やりきる力・慎重さ
- 情緒の安定性:不安の少なさ・怒りにくさ・落ちこみにくさ・人目の気にならなさ・衝動を抑える力・ストレスへの強さ
- 開放性:想像力・美を感じる心・感情の豊かさ・新しいこと好き・知的好奇心・当たり前を疑う
30の面の分け方は、IPIP(だれでも自由に使える、公開の性格の項目集)にある、ビッグファイブを30の面に分けた構成に沿っています。問題文と、面の名前・説明は、ナカミドが日本語で書き起こしたものです。
答え方
問題は90問です(30の面 × 3問)。1問ごとに「そう思わない」から「そう思う」までの7段階で答えます。真ん中は「どちらでもない」です。
同じ面の3問には、「そう思う」ほど点が上がる問題と、下がる問題をまぜています(90問全体で半分ずつ)。なんとなく同じほうに答え続けても、点がかたよりにくくするためです。
90問は18問ずつ5つの章に分かれ、どの章にも5つの物差しの問題がまざっています。章が終わるたびに、そこまでの答えから途中の宝石を出します。途中でやめても、同じ端末とブラウザなら続きから答えられます。
点のつけ方
1問の値 = 答え − 1(0〜6)。「そう思う」ほど点が下がる問題は 7 − 答え
面の点 = 3問の値の平均 ÷ 6 × 100(0〜100)
物差しの点は、6つの面の点の平均です(18問の値の平均 ÷ 6 × 100 と同じ)。
例:「そう思う」ほど上がる2問に 7 と 5、下がる1問に 3 と答えると、値は 6・4・4 で平均は約 4.67、面の点は 78 になります。
点が62.5以上を「高い」、37.5以下を「低い」、そのあいだを「ふつう」として、それぞれの説明を出します(3問の答えの平均でいえば、4.75以上が高い・3.25以下が低い)。
16タイプの4文字の決め方
4文字は、5つの物差しのうち4つの点で決めます。点が50以上なら左の文字、50未満なら右の文字です(50ちょうどは左)。5文字目の「-A」「-T」は、情緒の安定性で決めます。
| 物差し | 50以上 | 50未満 | |
|---|---|---|---|
| 1文字目 | 外向性 | E(外向) | I(内向) |
| 2文字目 | 開放性 | N(直感) | S(現実) |
| 3文字目 | 協調性 | F(気持ち) | T(考え) |
| 4文字目 | 誠実性 | J(計画) | P(柔軟) |
| 5文字目 | 情緒の安定性 | -A(落ち着き) | -T(感じやすい) |
4文字と5文字目の組み合わせは32通りあり、これが32の基本タイプ(32の宝石)です。たとえば「ENFP-A」は、外向性・開放性・協調性・情緒の安定性が50以上で、誠実性が50未満の人です。
この4文字は、よく知られた16タイプの診断とは別の計算です。その診断の問題や考え方は使っていません。ビッグファイブの点を50で2つに分けて、なじみのある4文字の形で表しています。そのため、ほかの診断で出た4文字と同じになるとはかぎりません。
点が50に近い物差しは、その日の気分や答え方で文字が入れかわりやすい境目です。4文字だけでなく、点の大きさもあわせて見てください。
8つの輝き
30の面から3つずつを組にした、8つの「輝き」があります。3つの面の点の平均がいちばん高い組が、あなたのいちばん光る才能(輝き)です。同じ点のときは、下の並びで前のものにします。
- 好奇心・想像力:想像力・知的好奇心・新しいこと好き
- 感じとる力・繊細さ:美を感じる心・感情の豊かさ・共感
- 思いやり・やさしさ:思いやり・信頼・温かさ
- まっすぐさ・誠実さ:正直さ・責任感・謙虚さ
- 計画・やりとげる力:整理・向上心・やりきる力
- 行動力・冒険心:活動量・刺激を求める・主張
- 明るさ・人を集める力:人好き・明るさ・協力
- 冷静さ・動じない心:不安の少なさ・怒りにくさ・ストレスへの強さ
輝きの組に入るのは30の面のうち24です。残りの6つ(自信・慎重さ・落ちこみにくさ・人目の気にならなさ・衝動を抑える力・当たり前を疑う)は輝きの組には入りませんが、30の面の点として結果に出ます。
32の基本タイプ × 8つの輝きで、結果は256通りです。同じタイプでも、輝きがちがえば結果の名前と説明が変わります。
あなただけの宝石
結果の宝石は、あなたの30の面の点から、決まった計算で描いています。形(カットの面の数・高さ・とがり方・ゆがみ)と中の光(量・きらめきの数・やわらかさ)が、点によって少しずつ変わります。色のもとは32の宝石ごとに決まっていて、中の光には輝きの色が入ります。
絵のゆらぎに使う乱数も点から作るので、同じ答えなら何度やっても同じ宝石になります。30の面の点の組み合わせはとても多いので、ほかの人とまったく同じ宝石になることは、まずありません。
友達が見たわたしがそろうと、宝石の外側にうすい殻が重なります。なりたいわたしに答えると、まわりに光の輪郭が出ます。3つの私のずれが、宝石の形のずれとして目で見えます。
3つの私
同じ5つの物差しを、3つの目線で測ります。
- わたしが見たわたし:あなたが答える90問。5つの物差しと30の面まで出します。
- 友達が見たわたし:友達が「この人は…」と答える20問(5つの物差し × 4問)。3人が答えると開き、答えた人全員の平均を出します。
- なりたいわたし:あなたが「こうなりたい」と答える20問。友達と同じ中身の問題に、なりたい姿として答えます。答えるかどうかは自由です。
20問は、物差しごとに代表的な面から4問ずつ選んでいます。そのため、友達となりたいわたしは30の面までは出さず、5つの物差しの点だけを出します。点の出し方は90問と同じです(4問の値の平均 ÷ 6 × 100)。
友達の答えは、3人そろうまであなたにも見えません。そろったあとも見えるのは全員の平均だけで、だれがどう答えたかは分かりません。1〜2人だと、だれの答えか分かってしまうためです。
答えた友達には、その友達の20問から出した見方(5つの物差しの点とタイプ)と、あなたの90問の結果との大まかな比べだけを出します。比べは5つの物差しごとに、あなたの点を5つの帯(0〜19・20〜39・40〜59・60〜79・80〜100)に分け、帯のまんなか(10・30・50・70・90)と友達の見方の点の差が15以内なら「近い」、友達の見方のほうが高ければ「高め」、低ければ「控えめ」とし、近い物差しの数(5つのうちいくつ)もあわせて出します。あなたの点の数字とタイプは出しません。
比べはあなたの点そのものではなく帯で決めるので、友達が答え直したり、端末を変えて何回も答えたりしても、分かるのはあなたの点がどの帯に入るかまでです(帯によっては、タイプの文字の見当がつくことはあります)。作った人は、友達に見せる比べを「近い物差しの数だけ」や「見せない」に、あとから切りかえられます。
3つの点のずれを、3つの読みどころとして出します。
- 盲点:友達が見たわたし − わたしが見たわたし。自分では気づいていないけれど、友達の目には映っている姿。
- 伸びしろ:なりたいわたし − わたしが見たわたし。これから近づきたい方向。
- もう届いているところ:友達が見たわたし − なりたいわたし。なりたい方向に、友達の目にはもう届いているところ。
ずれの大きさは、点の差が7.5未満なら「ほぼ同じ」、15未満なら「少しちがう」、25未満なら「はっきりちがう」、25以上なら「大きくちがう」と表します。
みんなの中の位置(上位◯%)
5つの物差しそれぞれについて、90問すべてに答えた人の点の、実際の分布から出します。その物差しで、あなたより点の高い人がどれくらいいるかの割合です。答えた人が100人に届くまでは「集計中」と出します。
「上位」といっても、点が高いほど良いという意味ではありません。みんなの中でどのあたりにいるかの目安です。
確からしさと限界
自分で答える性格の診断は、そのときの気分や、「こうありたい」という気持ちに引っぱられます。同じ人でも、日をあけて答えると点が少し動くのはふつうのことです。
面の点は3問ずつから出しているので、1問の答えで大きく動きます。面の点は傾向の目安として読み、18問から出す物差しの点のほうを、より落ち着いた数字として見てください。
16タイプの4文字と8つの輝きは、つながった点に区切りを入れて名前をつけたものです。境目の近くにいる人は、両方の性質を持っていると考えてください。
友達が見たわたしは、答えた友達の人数や、その友達とどんな場面で会っているかで変わります。答える人が多いほど、かたよりが小さくなります。
問題の働き(同じ面の3問がそろって動くか など)は、答えが集まったら確かめて直します。直したときは、下の「更新の記録」に書きます。
送るデータ
点の計算は、あなたの端末の中で行います。90問すべてに答えたとき、みんなの中の位置を出すために、5つの物差しの点だけをサーバーに送ります。答えそのものや名前は送りません。
友達の20問の答えはサーバーに残りますが、だれが答えたかは持ちません。あなたに返すのは、3人以上の平均だけです。
友達が答えを取り消したときは、その答えを消します。友達の平均を見せ直すために、それまでに平均に入れたかもしれない答えの、いちばん後ろの1つが届いた日時と番号だけを、リンクの記録に残すことがあります(取り消した答えのものになることがあります)。
結果を開き直すリンクには30の面の点が入っていて、リンクを開いた人にはその点が見えます。
遊びとしての目安です
この診断は、答えから計算した性格の傾向の目安で、楽しみながら自分を知るためのものです。医療や心理の専門的な検査ではなく、心や体の状態を判断するものでもありません。
どの物差しのどちらの側にも、それぞれの良さがあります。点が低いところは欠点ではなく、別の向きの持ち味です。
結果で自分やだれかを決めつけたり、人を選んだりするためには使わないでください。
気持ちのつらさが続くときは、診断の結果ではなく、信頼できる人や専門の窓口に相談してください。