色と文字テストの計算のしかた
色と文字テストが、どうやって数字を出しているかを、そのまま書いておきます。
最初に、4つの色を見分けられるかを確かめます(色の四角を見て同じ色のボタンを押すだけで、採点はしません)。次に練習を8問やってから、本番の48問に進みます。本番では「赤・青・黄・緑」のどれかの漢字が、赤・青・黄・緑のどれかの色で出ます。答えるのは文字の色です。48問のうち36問は文字と色がずれていて、12問は同じです。順番は毎回ランダムで、同じ色や同じ文字が2回続けて出ることはありません。
1問の答えは2.5秒までです。時間が切れた問題、まちがえた問題、文字が出てから0.2秒より早く押した問題は、どれも不正解として数えます。
数字の出し方:正解した問題の反応時間を短い順に並べたときの真ん中の値を、正答率で割ります。たとえば真ん中が760msで、48問中45問正解なら、760÷(45/48)=約811msです。真ん中の値を使うので、1回だけうっかり遅れても数字はあまり動きません。48問中29問以上正解(ずれた問題は36問中18問以上)で、時間切れが8問以下のときに結果を出します。
内訳:「速さ」は文字と色が同じ問題の反応時間の真ん中の値です。「ずれの影響」は、ずれた問題の真ん中の値から「速さ」を引いた差で、文字の意味にどれだけ引っぱられたかの目安です。「正確さ」は正答率です。
端末について:反応時間は、文字が画面に出たタイミングから、ボタンやキーを押した瞬間までをブラウザの時計で測ります。時計の刻みが20msより粗いブラウザ(プライバシーを守るために、時計の細かさをわざと落としているものなど)では細かく測れないので、その回の記録は出しますが、みんなの分布には入れません。画面の表示やタッチの検出にかかる遅れは消せません。研究室の条件でキーボードとタッチ画面の端末を調べた研究では、ブラウザで測った反応時間は実際より平均で約58〜133ms長く記録され、その長さは端末とブラウザの組み合わせで違いました(Pronk ほか 2020)。マウスで答えるときは、ボタンまでカーソルを動かす時間も入ります。友達と比べるときは、同じ端末・同じ答え方で比べてください。「ずれの影響」は同じ端末の中での差なので、この遅れの影響を受けにくくなっています。
上位◯%は、ナカミドでこのテストを最後まで受けた人の記録と比べた位置です。遊んだ人が少ないうちは、ずれが大きくなることがあります。色の見え方や端末、答え方(タッチ・マウス・キーボード)でも数字が変わるので、目安として見てください。このテストは遊びとしての目安で、医学的な検査・知能検査・色覚検査ではありません。
やり方
- 「はじめる」を押すと、まず色の確認です。色の四角が1つずつ4回出るので、同じ色のボタンを押します(採点しません・時間制限なし)。見分けにくい色があったときは、もう一度確かめるか、そのまま進むかを選べます。そのまま進んだ回も記録は出しますが、みんなの分布には入れません(見分けにくい色があると、数字が大きめに出るため)。
- 次に練習を8問やります(採点しません)。1問は5秒までで、答えるたびに正解が出ます。8問中6問に届かなかったときは、ルールを出し直してもう1回だけ練習します。
- 「本番をはじめる」を押すと、「3・2・1」の合図のあとに本番の48問が始まります。問題と問題の間には、0.3〜0.5秒のランダムな間があります。
- 文字が出たら、文字の色のボタンを押します。ボタンの並びは「あか・あお・きいろ・みどり」で固定です。スマホは指が画面に触れた瞬間、パソコンはマウスを押した瞬間かキー(D・F・J・K または 1〜4)を押した瞬間で測り、最初に押した1回だけを数えます。
- 1問は2.5秒までです。答えるとすぐに「○」か「×」が出て、次の問題に進みます。
- 本番の途中でこの画面がかくれると(ほかのアプリやタブに切り替えたときなど)、その本番は中止になり、新しい並びで本番をはじめからやり直します(色の確認と練習はやり直しません)。練習の途中でかくれたときは、その練習をはじめからやり直します。
- 正解が48問中29問に届かない、ずれた問題の正解が36問中18問に届かない、時間切れが9問以上、のどれかのときは結果を出さず、本番のやり直しか、練習からのやり直しを選べます。
数字の出し方
色読みタイム=正解した問題の反応時間の真ん中の値(中央値)×48÷正解数。単位はミリ秒(1000分の1秒)で、整数にまるめます。小さいほど速く正確で、「タイムが短い順」に並べた位置を上位◯%で出します。反応時間は、文字を出したあとの画面の書きかえの時刻から、押した瞬間までです。0.2秒より早く押した問題・まちがえた問題・時間切れの問題は不正解です。結果の画面には内訳として、「速さ」(色と文字が同じ問題の真ん中の値)、「ずれの影響」(ずれた問題の真ん中の値−速さ)、「正確さ」(正答率)も出します。
呼び名の区切り
| 記録 | 呼び名 |
|---|---|
| 300〜599ms | 文字にびくともしない |
| 600〜699ms | 一瞬で見抜く人 |
| 700〜799ms | 落ち着いた即答派 |
| 800〜899ms | ちょうどいい集中 |
| 900〜999ms | 着実に答える人 |
| 1000〜1149ms | 読む力が強い人 |
| 1150〜1399ms | ていねいな慎重派 |
| 1400〜4200ms | マイペースな観察者 |
上位◯%
最後まで遊んだ人の実際の分布から出します。タイムが短い順に並べたとき、あなたより上にいる人の割合です(あなたと同じ記録の人は、半分を上として数えます)。遊んだ人が100人に届くまでは「集計中」と出します。分布は「何点が何人か」だけをためていて、一人ひとりの記録は持っていません。同じ端末では、分布に足すのは1回だけです(最後まで条件どおりに遊べた最初の回。そのあとは位置だけをお返しします)。
送るデータ
計算はあなたの端末の中で行います。サーバーに送るのは出てきた数字だけです。名前や答えそのものは送りません。結果のリンクには数字が入り、リンクを開いた人にはその数字が見えます。
参考にした資料
- Stroop effect - Wikipedia(1935年のストループの実験、一致・不一致の定義)
- ストループ効果 - Wikipedia(日本語版・1935年の報告と定義)
- Crump, McDonnell & Gureckis (2013) Evaluating Amazon's Mechanical Turk as a Tool for Experimental Behavioral Research, PLOS ONE(Stroop: 40人・色名を打ちこむ方式・一致859ms・不一致1,152ms・差293ms)
- Pronk et al. (2020) Mental chronometry in the pocket? Timing accuracy of web applications on touchscreen and keyboard devices(表4: 反応時間の上ぶれ 平均57.6〜132.9ms、1回ごとの最小44.9ms・最大163.7ms)
- カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットについて – CUDO
- カラーユニバーサルデザイン16進カラーコード一覧(推奨配色セット ver.4 の値: 赤#ff4b00・黄#fff100・緑#03af7a・青#005aff)
注意
この結果は、遊びとしての目安です。医学的な検査・知能検査・色覚検査ではありません。端末や体調、答え方で記録は変わります。
更新の記録
- 2026年9月28日:公開前に、計算のしかたを決めました。
あわせて読みたい:ストループ効果とは?