動体視力テストの計算のしかた
動体視力テストが、どうやって数字を出しているかを、そのまま書いておきます。
手順:練習を1問したあと、本番を16問行います。数字は4桁で、毎回ランダムに作ります(同じ数字が3つ以上ある組み合わせ、1234 のように1ずつ並ぶ組み合わせ、同じプレイで一度出た数字は使いません)。数字は枠の真ん中をはさんで左右どちらかへ流れ、動く道のりは枠の横幅の7割ほどで毎回同じです。表示時間は1000ミリ秒(1秒)から33ミリ秒までの19段階です。消えた直後には線のもようを一瞬かぶせ、目に残った像で読めないようにしています。
速さの上がり下がり:最初は正解するたびに2段ずつ短くなります。一度まちがえたあとは、2問続けて正解すると1段短く、1問まちがえると1段長くなります。この決まりで上がり下がりをくり返すと、正解がおよそ7割になる表示時間のまわりを行き来することが知られています。答える時間は自由で、答えの速さは結果に入りません。
数字の意味:結果の数字は、後半10問(7〜16問目)で実際に数字が映っていた時間の平均です。小さいほど、短い時間・速い動きでも読み取れたことを表します。あわせて、正解できたいちばん短い時間、数字1つずつで見た正解の割合、左からと右からそれぞれの正解数、結果のぶれ幅も表示します。
端末による違い:画面は1秒間に60回(機種によっては90回や120回など)書きかわります。そこで表示時間は、書きかえ何回分かで決めます。たとえば33ミリ秒の段は、60回の画面では2回分、120回の画面では4回分です。そのため段によっては予定の時間と少しずれ、60回の画面では隣り合う段が同じ長さになることもあります。結果には予定の時間ではなく、実際に映っていた時間を毎回測って使います。画面が一瞬止まった問題や、途中でほかのアプリに切りかえた問題は数えず、別の数字でやり直します。書きかえの回数が多い画面は動きがなめらかに見えるため、少し読みやすくなる可能性があります。そのため、測ったときの書きかえ回数も一緒に記録しています。
限界:画面の大きさや画面との距離によって、目に映る数字の大きさや速さは変わります。数字の大きさと動く道のりは枠の横幅に合わせ、数字はどの端末でも同じ書体で描いているので、スマホでもパソコンでも見た目の割合は同じですが、まったく同じ条件にはなりません。ほかの人と比べるときは、だいたいの位置として見てください。
このテストは遊びとしての目安です。医学的な検査や視力検査ではなく、目の健康や運転の向き不向きを判断するものではありません。見え方に不安があるときは、眼科に相談してください。
やり方
- 「練習から始める」を押すと、枠の真ん中に「+」が出ます。「+」を見て待ってください。
- 0.7〜1秒ほどたつと、4桁の数字が枠の左右どちらかから現れ、真ん中を通って反対側へ流れて消えます。消えた直後に、線のもようが一瞬かぶさります。
- 見えた数字を、画面のボタンかキーボードの数字キーで入れて「決定」を押します(Enter キーでも決定できます。1文字消すのは「消す」か Backspace キー)。見えなかったときは「わからない」を押します。答える時間は自由で、結果には入りません。
- 最初に練習を1問(表示は約800ミリ秒)します。練習は記録しません。2回目からは練習をとばせます。
- 本番は16問です。1問目の表示は約650ミリ秒。最初にまちがえるまでは正解のたびに2段速くなり、そのあとは2問続けて正解すると1段速く、1問まちがえると1段ゆっくりになります。
- 表示の途中で画面が一瞬止まった問題や、ほかのアプリに切りかえた問題は数えず、別の数字でやり直します。やり直しが5回になったら中止します(画面の大きさが変わったときは回数に入れません)。ほかの画面に移っているあいだは、数字を出さずに待ちます。
- 本番の16問が終わると、結果が出ます。
数字の出し方
後半10問(7〜16問目)で、数字が実際に画面に映っていた時間(ミリ秒)の平均を、整数にまるめた値が記録です。小さいほど、短い時間・速い動きでも読み取れたことを表し、「表示時間が短い順」に並べた位置を上位◯%で出します。あわせて、正解できたいちばん短い表示時間、数字1つずつの正解率、向きごとの正解数、後半10問のぶれ幅、測ったときの画面の書きかえ回数も表示します。
呼び名の区切り
| 記録 | 呼び名 |
|---|---|
| 20〜49ms | コマ送りの目 |
| 50〜89ms | 流れ星キャッチャー |
| 90〜139ms | すれちがいの達人 |
| 140〜209ms | 動きに強い目 |
| 210〜319ms | しっかり見届ける目 |
| 320〜499ms | 確かめ上手 |
| 500〜1100ms | じっくり観察派 |
上位◯%
最後まで遊んだ人の実際の分布から出します。表示時間が短い順に並べたとき、あなたより上にいる人の割合です(あなたと同じ記録の人は、半分を上として数えます)。遊んだ人が100人に届くまでは「集計中」と出します。分布は「何点が何人か」だけをためていて、一人ひとりの記録は持っていません。同じ端末では、分布に足すのは1回だけです(最後まで条件どおりに遊べた最初の回。そのあとは位置だけをお返しします)。
送るデータ
計算はあなたの端末の中で行います。サーバーに送るのは出てきた数字だけです。名前や答えそのものは送りません。結果のリンクには数字が入り、リンクを開いた人にはその数字が見えます。
参考にした資料
- DVA動体視力 - Wikipedia(横の動きを見る DVA と前後の動きを見る KVA の区別、年齢による変化の研究)
- Saccade - Wikipedia(思いがけない物に目を向ける動きは始まるまで約200ms)
- Iconic memory - Wikipedia(目に残る像はおよそ100〜200ms、直後の刺激による妨害=マスク)
- Transformed Up-Down Staircase (Levitt) - metricgate(1-up/2-down は正解率70.7%に集まる)
注意
この結果は、遊びとしての目安です。医学的な検査や、適性を判断するものではありません。端末や体調で記録は変わります。
更新の記録
- 2026年9月28日:公開前に、計算のしかたを決めました。
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